素材紹介

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原料製法

高品質・高性能の滑り止め『滑動停止材』

ポリエステル繊維基材の表面に改質ABS系弾性樹脂のミクロの孔と微細な凹凸を均一に着織する技法により世界で初めて商品化に成功した高品質・高性能の滑り止め『滑動停止材』です。
極めて軽い荷重でも滑り停止性の効果が大きく大気中はもちろんの事、特に水中でのすべり止め効果を発揮します。

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8つの特長

01
大気中(乾いた状態)・水濡れ場・水中で使用できます
02
人の肌・各種織物・木材・金属板・ガラス板等に対してよく止まります
03
表面はビロードのように柔らかい物から、硬い耐磨耗性の物まであります
04
タンパク質は含有しないので、アレルギー体質にも安心です
05
カラーは鮮明で、自在に着色できます
06
自由にカットできます
07
耐熱性です〔100℃×5時間で変化しません〕
08
規制有害物質は原材料から製造加工中、一切使用していません(RoHS規制対応)

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7つの種類

EL40タイプ
不織布の基材にダースボンド加工したものです。カラーは白、黒、グレーが主流です。産業用部材等に使用されています。
PEタイプ
ポリエステル基材にダースボンド加工をしたものです。表面がビロードよう感触です。マグネット部材などとの組み合わせや、日用雑貨等に使われています。
PE-Wタイプ
水濡れや水中で使用されます。
主に多目的介護シートとして浴槽内外で使われています。
HN-TPタイプ
耐摩耗性を重視したタイプです。 以下の各タイプがあります。
HN-TPタイプ・・・手袋用(ゴルフ、自転車、魚釣り等に最適。)
HN-SHタイプ
特殊な不織布にダースボンド加工をして各種グリップに使用されています。
HN-SHタイプ・・・各種グリップ用
DSタイプ
特に皮膚に対してソフトな滑り止め材です。
MOSタイプ
薄くて(厚さ約0.2mm)極めて大きい滑り停止性があります。
※「ダースボンド8」または「DERSBOND8」は、特許庁の分類区分は「織物・編物フェルト・その他の布地等第16類」に登録され、これ等に該当する一般品と同等の扱いをされて差し支えありません。

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性能比較データ

ダースボンド製『浴室シート』と他社同用途品の比較テスト

ノンスリップ性能について、他社製品と比べダースボンド製品の優位性を立証しています

>摩擦抵抗測定方法
テストシートの上に1kgの垂直荷重をかけて引っ張る

<表面摩擦抵抗測定方法>

【比較テストシート種類(4点)】
■ダースボンド製(浴室シート)
■他社製(A)
■他社製(B)
■他社製(C)
01
テストシートの上にABS樹脂製の容器を置き1kgの荷重をかける。
(容器の底面積は約52c㎡)
02
①の容器を水平に引き、動き始める。最大荷重を測定する。
03
テストシートの表面を濡らし、同様の方法にて測定する。
>摩擦抵抗測定結果(測定値が大きいほど滑り止め効果が大きいことを意味します)

◆摩擦抵抗測定データ表

テスト条件 引っ張り方向 ダースボンド製
(浴室シート)
他社製
(A)
他社製
(B)
他社製
(C)
乾燥時
(最大荷重)
長さ方向 1.46 0.51 0.44 0.54
幅方向 1.51 0.54 0.43 0.56
湿潤時
(最大荷重)
長さ方向 1.05 0.50 0.58 0.58
幅方向 1.08 0.51 0.59 0.59

◆摩擦抵抗測定データ表

摩擦抵抗測定データ表

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製品安全データ

製造者情報

分類の名称

分類基準に該当しない

住所

奈良県磯城郡川西町大字保田260番地3

品質管理担当者

村田 尚己

TEL

0745-44-0534

FAX

0745-43-1780

日付

平成19年2月1日改訂

番号

DE1401

物質の構成
化学式または構造式は特定できない。
改質ABS系弾性樹脂や、合成ゴム系の気泡層をポリエステル繊維基材に塗布している。
分類区分
特許庁の分類区分は『織物・編物・フェルト・その他の布地・第16類』に登録され、これ等に該当する一般品と同等の扱いをされて差し支えない。
用途の適応性
気泡層表面は摩擦係数が大きく、滑り停止材として大気中、または水中でその効果が期待できる部分に使用する。
危険有害性の分類

分類の名称

分類基準に該当しない

危険性

特段の危険性はない(後記『人体の皮膚に対する影響』情報参照)

有害性

特段の有害性はない(後記『人体の皮膚に対する影響』情報参照)

環境影響

特段の環境影響はない(後記『環境影響』情報参照)

火災時の措置と消化方法
難燃性と表示した以外の製品は着火すると燃焼する。
これの消化には大量の水を散布する。
なお、防煙マスク等の保護具があれば着用が望ましい。
人体の皮膚に対する影響
裏面アクリル系粘着剤の開放法貼付検査(24時間貼付)における肉眼判定、及びスタンプ法による顕微鏡判定の結果『膜状鱗層・不整皮・丘皮溝・皺壁皮丘・紅班・浮腫丘疹』はいずれも陰性である。
環境影響

45℃の温水溶出テストの結果、重金属・ハロゲン等の有害物質は検出限界以下です

昭和49年厚生省令第34号(有害物質を含有する家庭用品の規制に関する法律施行規則)に定める試験法(一般用)に基づき試験した結果溶出ホルムアルデヒドは20μg/g以下である

使用上及び保管上の注意事項

使用

大気中で使用する製品は、直射日光やオゾンの照射をさけることまた水中で使用する製品は、銅・マンガン系イオン発生環境での使用を避けると、劣化や黄変移行が最小限に保持できる

保管

摩擦係数の低下を防止するため、直射日光を避け冷暗所での保管が望ましい

廃棄上の注意
『可燃性物質』として、各自治体のゴミ処理条例に基づき処分する。
引用文献について
高い摩擦係数に係わる文献は世界の学術誌、その他でほとんど見当たらない。
唯一、『浩和ゴム糸製造(株)』、現『日本ダースボンド(株)』の前代表取締役社長 村田淳弘が昭和47年に樹脂中の気泡に純水を 充満して両面を封止すれば、気泡中の純水が樹脂層に移行して真空状態になるのを発見し、研究チームを組織して当該製品を実用化させたが製法に関する文献としては公表していません。

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用途事例案

ご参考までに、日本ダースボンドの『滑り止め材』『固定材』『スリップ防止材』の用途・使用例のご提案をさせていただきます。

製造業での「固定材」として
液晶パネル・ガラス素材の研磨用固定台座
工場の組み立てラインに於ける部品の滑り止め材・横ぶれなどの固定材
医療機器・IT機器などの生産工程における移動防止材
運送時の「滑り止め材」として
引越し時・運送時、特に貴重品・高価品・壊れ易い荷物の「滑り止め材」・「スリップ防止材」
ガラス・液晶パネル・ステンレス等の運搬中の損傷、キズ防止材
車内の荷物・小物、及びトランク内の荷物の移動ズレ防止用の「固定材」
チャイルドシート・車椅子等の「滑り止め材」
水まわり・トイレタリー部分の水濡れ部分の「滑り止め材」として
浴室の出入り口、又浴槽内外での水濡れ場に於ける「滑り止め材」
介護施設、病院の浴槽施設での出入り口、水濡れ場の「滑り止め材」
一般家庭の浴室でのスリップ防止材
浴室内の用具部材(マグネット、マット等)の滑り止め材
スポーツ用具の「滑り止め材」「固定材」として
(特に水や汗の濡れに効果を発揮します)
各種スポーツの手袋、用具のグリップ部分の「滑り止め材」
サーフボード等、各種マリンスポーツの「滑り止め材」
各種スポーツシューズの底敷き、中敷(インソール)の「固定材」
釣竿・綱の取っ手などの「滑り止め材」
文具・衣料・雑貨・その他の「固定材」として
シャツ・ブラウス・ジャケットなどの衣料のはみ出しズレ防止、服飾品の「固定材」
ハンガー等の「スリップ防止材」
事務用品の「移動固定材」 「スリップ防止材」
カーペット・マット等の「固定材」「滑り止め材」
メガネ・補聴器等のズレ防止
滑り止めテープ
ウォーターシート

製品開発ご担当者へ

OEM製造、け負います

ダースボンドは大判から小さいサイズまで幅広くサイズ展開をしております。
製品企画開発のご要望、オーダーへ柔軟に対応させて頂きますのでお問合せ下さいませ。